おおすみ&ラムダロケット ディテールセット 組立説明書

  作る前にお読み下さい
  おおすみとラムダロケットの組み立て・エッチングパーツの取り付け
  ランチャの組み立て
  ランチャ上部のディテールアップ・エッチングパーツの取り付け
  ランチャ下部および運転室のディテールアップ・エッチングパーツの取り付け
  ブームのディテールアップ・エッチングパーツの取り付け
  塗装時の注意

■ランチャの組み立て

ディテールアップなどの都合から、プラキット組説とは異なる手順で作業を進める部分があります。
エッチングパーツを取り付ける前に全体の形を作っておきます。モールドの削除など力のかかる作業もエッチングパーツを取り付ける前に行います。

●ランチャ下部の組み立て

プラスチックパーツ44の階段部分を裏から削って半分くらいに薄くして、ステップを肉抜きして下さい。
中央にウェルトがあるので折れやすいですが、折れたら折れたで接着すればよいので気にしない。
おおすみ&ラムダロケット組立説明

電源ケーブル巻取りドラム(プラスチックパーツ35)に溝を入れて下さい。
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プラスチックパーツ42の後ろ半分は上面から薄く削って下さい。
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プラスチックパーツ26には、42を取り付ける穴が2つありますが、後ろの一ヶ所をふさいでおきます。
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あとはプラキット組説の手順Gに従います。脚が平行に、四輪が接地するよう注意して下さい。
上面は継ぎ目をパテ埋めし、平坦に仕上げておいて下さい。
※メモ
ランチャの前二輪は油圧モーターで駆動し、レール上を分速1.5〜15mで自走することができました。

●ランチャ上部の組み立て

プラスチックパーツ43の階段は、ランチャ下部と同様に裏側から薄く削り、ステップを肉抜きして下さい。
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防炎被覆を作り直す場合、図のようにプラスチックパーツ26のモールドを削って下さい。フチの高さまで削ります。平たい彫刻刀があると捗ります。
ディテールアップすると削った跡は殆ど見えなくなるので、それほど丁寧に磨く必要はありません。
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プラスチックパーツ25は、図のように防炎被覆のモールドを削って下さい。こちらは削った跡がよく見えるので平坦に磨いて下さい。
ただ、手を加えても左側ほど目立たず、また磨きづらい場所でもありますから、面倒ならサボってもよいでしょう。
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プラスチックパーツ11は、銘板の凸モールドを削り落として下さい。あとでエッチングパーツを貼るので、位置が分かるよう磨かずにおきます。
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プラスチックパーツ37、38のタイロッドが太いので、真鍮線に置き換えるとよい。プラスチックパーツ37(後)には0.8mm、38(前)には0.6mm真鍮線を使います。
両端はプラスチックパーツを活かし、真鍮線とのつなぎ目を斜めに削るか、または溶きパテを盛ってなめらかに繋ぎます。
後部タイロッドは、後述のプロポーション調整を実行しない場合はキットと同じ長さでよいですが、実行する場合、ここでは取り付けず、プロポーション調整の時点で長さを微調整して下さい。
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プラスチックパーツ39、40の油圧トルクアクチュエータのモールドをフチの高さまで削り落として下さい。両側に8ヶ所あります。
なお、アクチュエータは6ページ目の「ブームのディテールアップ」で自作します。
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以降はプラキット組説の手順H〜Kに従いますが、プロポーション調整を実行する場合は手順をよく検討して下さい。
※メモ
運転室(クリアパーツJ+K)は最後までプラスチックパーツ43に接着せず、はめ込むだけにしておくとマスキングや塗装が楽です。

●プロポーション調整

後部上面の角は実物では削ぎ落とされているので、気になる方は図のように修正して下さい(赤い線が修正前の状態)。
削ぎ落とした部分の幅は約2mmとなります。
この場合、ホーン基部を切り離して位置を下げる必要もあります。ホーン基部のベースは0.3mmプラ板で作り直し、ボルトや補強板を再現するとよい。
おおすみ&ラムダロケット組立説明  おおすみ&ラムダロケット組立説明

キットをストレートに組むと前後のタイロッドがほぼ一直線に並びますが、実物とは異なります。
実物は図のように各軸が平行四辺形を成しており、後部タイロッドはランチャーに対して常に水平を維持します。
なお、ラムダランチャの俯仰範囲は0°〜90°です。
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実物とキットの間には微妙な差があるので、すべての可動範囲で完璧なプロポーションを求めるのは難しいようです。水平姿勢と発射姿勢のどちらを優先するか決めた方がよいでしょう。
以下は水平姿勢を優先する場合の例です。

油圧シリンダの軸を長さ13mmの1.2mm洋白または真鍮線に置き換えます(洋白の方が無塗装で済む)。
可動範囲を広げるため、油圧シリンダー内側のホゾをすべて削り取り、滑らかに整形します。
前部タイロッドの長さはキットと同じですが、後部は現物合わせとします(25mmくらい)。
ブームが水平で止まるように、タイロッドが水平になるように、後部タイロッドの長さとホーン基部の位置を決めます。かなり微妙な工作なので慎重に行って下さい。
さらに、可動を確保するには、干渉する部分を削る必要があります。
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●資料写真

おおすみ&ラムダロケット組立説明

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