高欄セットA 作事伝書
作事心得
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応用例・安土城
■鶴ヶ城
●廻縁と高欄の取り付け
プラキット組説の手順@に従って、大天守の壁(プラスチックパーツ2〜5)を組み立てて下さい。

天守本体(プラスチックパーツ2、3、4、5)の5層目を1mmほど残して削り取って下さい。

プラスチックパーツ21のモールドを図のように内側から1.5mm幅で削り落として下さい。

0.5mmプラ板で16mmの矩形を作り、削り取った部分に取り付けて下さい。
0.3mmプラ板で16.5mmの矩形を作り、0.5mmプラ板の上に取り付けて下さい。

エッチングパーツB2両端の薄い部分は不要なので切り取って下さい。

エッチングパーツB1、B2を取り付けて下さい。なおエッチングパーツB1、B2に表裏の区別はありません。
●五階の組み立て
五階を取り付ける前に、下層階の屋根を先に取り付けて下さい。

五階の壁は切り取ったプラスチックパーツを流用するか、またはプラ板で新造して下さい。
現実的には、プラスチックパーツを流用するには高欄のモールドを削除したり不要な開口部を埋めたりする手間がかかるので、新造した方が楽だと思います。

新造する場合、プラ板で図のように作ります。モールドはホビーベースのプラストライプ0.14×0.5を使うと楽に作れます。
ディテールついては次項の参考写真もご覧下さい。

妻板はプラスチックパーツから切り取って屋根に取り付けて下さい。
出来上がった天守五階を本体に取り付けるときは、妻板が南北(桝形や門の方向)を向くよう注意して下さい。
●参考写真
●石垣

基底層の露出に乏しい東日本では、石垣を積むとなると、近場で拾った凝灰岩や安山岩などを用いるのが一般的でした。鶴ヶ城の石垣は凝灰岩で出来ています。
天守台は古態な石垣ですが、走長屋などでは新しい様式が見られます。
なお、実際の鶴ヶ城については
鶴ヶ城資料集も用意してありますので、あわせてご覧下さい。
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