高欄セットA 作事伝書

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■応用例・安土城

photo_安土城 組立説明
童友社JOYJOYコレクションの安土城に高欄を取り付ける方法を紹介します。

●望楼上部の廻縁と高欄

せっかくの想像復元ですから細部は好きに作らせて貰いましょう。
望楼上部の高欄は和歌山城のエッチングパーツを流用して、安土城にふさわしい装飾的な雰囲気に仕上げました。

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プラスチックパーツB5の廻縁を、エッチングパーツA2の幅に合わせて削って下さい。
図のように、高欄のモールドのわずかに外側まで削ります。
次いで、高欄のモールドを削り取って下さい。

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仕上がったプラスチックパーツB5にエッチングパーツA1、A2、A3を図のように取り付けて下さい。

●望楼下部にも廻縁と高欄を取り付ける場合

松山城のエッチングパーツを流用し、佐藤大規の復元案に近い姿に仕上げます。
ただし、佐藤案を厳密に再現するには、下記の工程に加えて、窓の一部を扉に改造する必要があります。
作例では省略しましたが、この状態では出入り口がないので、廻縁は飾りという事になります。

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建物の周囲に1.7mmくらいの幅に切ったプラ板を取り付けて下さい。
ただし寸法は目安で、現実的には現物合わせとなります。

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エッチングパーツD1を図のように加工して下さい。

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エッチングパーツD2、D3を図のように加工して下さい。

photo_安土城 組立説明
エッチングパーツD2、D3の図の部分は不要ですので切り取って下さい。

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プラ板で作った廻縁に、エッチングパーツD1、D2、D3を図のように取り付けて下さい。

●格子の取り付け

窓には「CE010A 格子セットM」を取り付けました。
格子をモールドで再現している部分も厳密にはオーバースケールですので、完璧を求める方は窓をくり抜いて格子セットMを取り付けて下さい。

●塗装

photo_安土城 組立説明
いろいろな復元案や作品を参考に、自由に塗装して下さい。
また、安土城が現存した場合を想像して、漆も金箔も剥げてしまった地味な姿を再現するのも面白いと思います。

●石垣

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天守台の隅角は特徴的なシノギ角です。

photo_安土城 組立説明
平石の積み方は場所によって異なります。写真はたいへんプリミティブな雰囲気の部分です。
 長方形、三角形、菱形、正方形、楕円形、不定形など様々な形が混在。
 大小が混在、大きな石の周囲を小さな石が囲む感じ。
 長い石は横長に積む。
 表面は多少のデコボコはあるが意外と揃っている。
といった特徴がありますので、これを意識してモールドすると実感が出ます。

photo_安土城 組立説明



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