犬山城 参百分一雛形 作事伝書

  作事心得   望楼   唐破風   格子など   門と扉   鬼瓦   総組立

■総組立

仕上がった部材をプラキットの組立説明書に従って組み立てて下さい。
正しく組みあげると高欄の上端が大入母屋棟に揃います。
窓の内側に建具が入っている部分がありますので、色彩と細部を参考に、内側から紙などを貼って再現するとよいでしよう。
望楼以外の屋内は素通しではないので、茶色か黒の厚紙などで床と仕切りを作っておけば安っぽく見えません。
photo_1f_inside.jpg
一階内部

以上で組み立ては終わりです。たいへんお疲れ様でした。

●おまけ

photo_箱絵
現在は名城シリーズのひとつとなっていますが、元々は建築モデルシリーズ(現・建物シリーズ)として1974年に発売されました。
なお、シリーズナンバーが40となっており、「えっ、建築モデルが40種類もあったの?」という夢のような誤解を招いていますが、実際はそういう訳ではありません。
この当時の建築モデルシリーズは、ひとつのアイテムにカラーとゴールドのバリエーションがあり、さらに一部の大型キットにはケース付きの「カラーデラックス」「ゴールドデラックス」も用意されていたので、シリーズ全体では50以上の種類があったのです。



←前へ