犬山城 参百分一雛形 作事伝書

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■格子など

さあ、いよいよ地獄の穴開け加工です。電動リューターなどお持ちであれば総動員して効率よく作業して下さい。
なお、内部の障子を自作する場合は色彩と細部を参考にして下さい。

●穴蔵の格子

プラスチックパーツ23に穴を開けて、穴の中ほどに格子(エッチングパーツ5)を取り付けて下さい。図のように0.5mmプラ板で治具を作り、裏側から当てて位置を決めて下さい。
突上戸(エッチングパーツ11)を取り付けて下さい。モールドのある方が表側です。
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●一階の格子

キット組説の手順Iで使う壁(プラスチックパーツ12-16、18-19、31)に、モールドに従って穴を開けて下さい。
裏側の突出ピン跡と部品番号を削って平らにしておいて下さい。部品番号は油性マジックなどで転記しておくと迷わずに済みます。
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格子を取り付けて下さい。穴蔵の格子と同様に治具で位置を決めて下さい。エッチングパーツ12(縦格子・小)と16(横格子)は各々一か所だけ、他は15(縦格子・大)を使います。
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両開きの戸を取り付けて下さい。モールドのある方が裏側です。エッチングパーツ10(小)は一か所だけ、他はエッチングパーツ9(大)を使います。
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●二階の突上戸

キット組説の手順Hで使う壁(プラスチックパーツ29、30、32、33)に、モールドに従って穴を開けて下さい。
モールドの外枠まで切り取ります。窓の下が細くなるので折らないよう注意して下さい。
プラスチックパーツ29の左隅のガイドは窓から見えるので削り取って下さい。
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突上戸(エッチングパーツ14)を取り付けて下さい。モールドのある方が表側です。
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この部分の窓には格子はありません。
なお、建物を組み上げると初重屋根パーツの上部が窓から見えますが、実物も窓の中に段がありますので、削ったりせずにそのままフラットブラックで塗っておけばOKです。
厳密にいうと二階の窓は場所によって高さが微妙に異なりますが、煩雑になるのでキットのモールドに合わせました。

●破風の格子

プラスチックパーツ22に穴を開けてください。エッチングパーツ27が収まるよう、現物合わせでモールドより下方に穴を広げて下さい。
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格子(エッチングパーツ27)を取り付けて下さい。穴蔵の格子と同様に治具で位置を決めて下さい。
格子の上に突上戸(エッチングパーツ13.)を取り付けて下さい。両端に合わせ中央は空けます。モールドのある方が表側です。
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