色彩と細部
■外観

南面全景

一階と二階の軒下

唐破風と望楼の軒下

望楼全景
●門
●穴蔵の窓

内側は建具なし。突上戸は一本の支柱で支えられています。真鍮線か伸ばしランナーで再現するとよいでしょう。
●一階の窓
障子を全開にしたとき、窓によって障子の見えかたが異なります。これは柱と窓の位置関係によって障子を収めるスペースが異なるためです。また、格子は一ヶ所だけ横向きに入っています。
まとめると以下の4パターンになります。上の写真右はAのパターンです。それぞれの位置は下の図をご覧下さい。
A: 格子は縦5本、障子は全開時に一部見える
B: 格子は縦5本、障子は全開時に半分見える
C: 格子は縦5本、障子は全開時まったく見えない、一ヶ所のみ(このエッチングセットではキットのモールドに合わせるため格子を減らしています。)
D: 格子は横3本、障子は全開時に一部見える、一ヶ所のみ

写真の左がA、右がBのパターン。
●二階の窓

内側の障子は全開時にも半分見えます。
●三階の窓

唐破風の内側は建具なし。

破風の内側は建具なし。

板戸は裏表ともタンまたはウッドブラウンです。
板戸内側の敷居と鴨居には溝があり、建具を有していた可能性を示唆しています。明り取りの障子などを再現してみるのも面白いでしょう。

現在の床は板張りに絨毯を敷いてあります。昭和修理の解体で敷物を止めていたらしい釘穴が発見されたため、このように復元されたそうです。

花頭窓、といってもただの飾りで、窓としての機能は備えていません。

望楼外壁。花頭窓と下見板張の部分はフラットブラックで、他はウッドブラウンに見えます。軒下はレッドブラウン。

廻り縁と高欄、高欄の先端は銅板で覆われ緑青色です。
●その他

鬼瓦と鳥衾

附櫓前面

石段右

石段中央

石段左