犬山城 参百分一雛形 作事伝書
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開発秘話
■唐破風
プロポーション調整に関連して細かなスリ合わせが続きます。ご面倒ですが、カッコよくなりますから、だまされたと思ってお付き合い下さい。
●唐破風屋根の加工と組み立て
唐破風屋根(プラスチックパーツ5)の屋根瓦上部を削ります。望楼の床(プラスチックパーツ26)と合わせたとき図のように上の段に揃うまで削り込んで下さい。これはプロポーション調整のため唐破風屋根の取付位置を上げることが目的です。
屋根裏の垂木のモールドを0.5mmほど削って下さい。これは垂木がエッチングパーツと干渉するのを避けるためです。
いちばん奥の瓦のモールドを斜めに削って下さい。これは肘木(プラスチックパーツ8)との干渉を避けるためです。
屋根の両端が下がり気味になるよう指で曲げて下さい。破風板(プラスチックパーツ24)も同様に曲げて下さい。
破風板から懸魚のモールドを削り落とし、かわりにエッチングパーツ6を取り付け、唐破風屋根(プラスチックパーツ5)に接着して下さい。
●唐破風壁の組み立て
プラキット組立説明書の手順Eに従って回廊下壁を組んで下さい。
エッチングパーツ26にエッチングパーツ28を取り付けて下さい。
二階屋根に回廊下壁を取り付け、それらに合わせてエッチングパーツ25、26.、27を取り付けて下さい。25と27は▲マークのある側が裏で、▲マークが指す方が上です。25と27は瓦の凸モールドの上に乗ります。
突上戸(エッチングパーツ4)を取り付けて下さい。モールドがある方が表側です。
プロポーション調整の結果、望楼と屋根(部品3)の間に隙間が空くことがあります。その場合は、プラ板の切れ端などで埋めて下さい。
また、写真のように実物にも接合部にふちどりがありますから、細い伸ばしランナーなどでごまかすこともできます。
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