鶴ヶ城 四百六拾分一雛形 作事伝書
作事心得
天守
鉄門
■天守
●屋根の加工と妻板の取り付け

プラスチックパーツ22を図のように裏側から薄く削って下さい。

エッチングパーツ3、8を取り付けて下さい。エッチングパーツ3は幅の狭い方が奥です。
●廻縁と高欄の取り付け

天守本体(プラスチックパーツ2、3、4、5)の5層目を1mmほど残して削り取って下さい。

プラスチックパーツ21のモールドを図のように内側から1.5mm幅で削り落として下さい。

0.5mmプラ板で16mmの矩形を作り、削り取った部分に取り付けて下さい。
0.3mmプラ板で16.5mmの矩形を作り、0.5mmプラ板の上に取り付けて下さい。

エッチングパーツ4、5を取り付けて下さい。柱の薄さが気になる場合は表からエッチングパーツ6を貼って下さい。
●五階の組み立て

エッチングパーツ6を裏側の溝にそって折り曲げ、屋根を取り付けて下さい。
柱の薄さが気になる方は裏から0.3mmプラ板を貼って下さい。戸を取り付ける場合はプラ板で自作して下さい。
鯱(エッチングパーツ10)を二枚重ねて屋根に取り付けて下さい。
出来上がった天守五階を本体に取り付けるときは、妻板が南北(桝形や門の方向)を向くよう注意して下さい。
●穴蔵入口の取り付け

天守台の穴に裏側からエッチングパーツ7を取り付けて下さい。
余力のある方は下の写真を参考に、横長の石を作り直すなどディテールアップして下さい。
石垣の裏にプラ板を貼って、エッチングパーツ7が天守の壁面と揃うようにするとよい。
●格子の取り付け

エッチングパーツ1を溝にそって切り離し、窓の内側に接着して下さい。
あらかじめ壁とエッチングを塗装しておけばマスキングの手間が省けます。ただし破風の奥にある窓に格子を貼るのは、組み立てる前の方が楽です。

実物の窓を内側から写す。外側の塗戸を閉めた状態。現状は格子と障子もスライド可能。
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