■石屋主人日乗
ここは石屋の主人がプラモに関係あるコトやないコトを好き勝手に書き散らすページです。
以前の「ニュース」を改題。ニュースというと城プラモ界のイベントを残らず網羅するような印象になってしまいますが、そんなマメな事をやる気はサラサラないので。
香港在住の友人が向こうで見つけて送ってくれたプラモの中に、こんなのが混ざっていました。
袋入り箱なしの鉄道プラモですが、イブニングスターとな?
ありゃ、これってエアフィックスじゃね?

さっそく探してみました。「DAPOL OO scale model railways」でググってみると同社のサイトが出てきます。
サイトのトップから Shop → Model Accessories → Self-Assembly 'OO' Kits と進んでゆくと、お目当てのブツを発見。
車輛もストラクチュアも、全部かどうかは分かりませんが、かなりの部分がエアフィックスの金型と思われます。

かつてエアフィックスはスチーブンソンのロケット号からイブニングスターまで、各種のイギリス蒸機を模型化していました。
上のロケット号は15年くらい前に方南のニコニコ堂で、トミー・エレールのバイキング船といっしょに購入。

シティ・オブ・トルーローは世界で初めて時速100マイルを超えた機関車。
これは蒲田のベンケイ社で買いました。箱が見当たらないので画像は組説から。

同スケールで民間人や乗客セット、駅のアクセサリーなどもありました。
エアフィックスの鉄道プラモといえば、静岡の野呂模型店で、確か左側のショーケースに完成品が並んでいましたが、あの完成品どうなったのかなあ。

「CE006A JOYJOYエッチング高欄セットA」を流用すれば行けるんじゃないかと思ったので、試しに作ってみました。
詳しい手順は商品の組説に追加しておきましたので、この機会におひとつ如何でしょうか。
お店のページでご購入頂けます。
望楼上部の高欄は和歌山城のエッチングパーツを流用しております。
下部にも廻縁を追加、こちらの高欄は松山城のエッチングを使い、佐藤大規の復元案に近い姿に仕上げました。
ただし、佐藤案を厳密に再現するには、窓の一部を扉に改造する必要がありますが、作例では省略しました。
この状態では出入り口がないので、下の廻縁は飾りという事になります。
窓には「CE010A 格子セットM」を取り付けました。
●名所シリーズの地図パーツが再販か
フジミの「日本地図 くまモン」は12月上旬の発売、予価525円だそうで。
内容は
日本列島名所シリーズに付属していた1/4,500,000日本地図の再販と思われます。
やった、ついにコンプできるぞ。建物の完成品と一緒に飾るんだ。
450万分の一というスケールもスゴイですね。オカモトの月球儀(1930万分の一)には敵いませんが、アオシマのバイラル・ジンをも上回り、プラモ界でも相当に極端な部類に入るでしょう。
臼杵でプラモ売ってる店を発見。
品数は少ないですが、タカラのウィンガルを見つけて購入。
懐かしい、ウィンガルいじるの四半世紀ぶりじゃないか。

迫力ある箱絵は高荷義之画伯の作品。
中身も凝っており、関節にはポリキャップ、四肢の取り付けはボールジョイントを使用するなど、HGUC相当のギミックを有しています。

素組みでこんなかんじ。自然な立ち姿がなかなか様になっています。
そういえばボトムズのキットも評判がよかったし、当時のタカラって凄かったみたいですね。
なお、臼杵は別にプラモを買いに行った訳ではなく、本来の目的は散歩です。
特に二王座歴史の道のあたりなど、石垣ファンにはたまりません。

上臼杵駅の周辺にもニョロ〜ンとした良い物件があります。
もちろん臼杵城も忘れずに。
引き続きテムジンを探してロゴ・ダウを掘っております。とうとう古生代の地層が出てきました(笑)。

LSのM16。残念ながら箱はありません。組説の表紙はあっさり気味ですが、

部品図は圧巻。

同じくLSのコルト25、定価600円。
多くのアイテムが発売されたシリーズでしたが、小型ピストルの価格帯は他にはワルサーM9とデリンジャーのみでした。

中身は例によって豪華な雰囲気。
こんなキットが昔は模型店で普通に買えたなんて、何だかウソみたいですね。復活しないかなあ。
思い出した。1980年代前半、下北沢のサニーで入ったすぐ横の棚がLS1/1ピストルのコーナーで、ホルスター付モーゼルが高いところに置いてありました。
無理してでも買っときゃよかった。

ニチモ関連でもっと何かないかと思っていたら、こんなのが出てきました。1/200大和の水偵パーツのみ別売。
たぶんホビーショーで買ったものだと思います。

ハセガワにも同様の企画がありました。1/350二式大艇は秋津洲のパーツの別売。
これもホビーショーで購入。グレーとクリアの2個セットでした。オマケの飛行機もこのくらい大きいと存在感があります。
こういう限定商品を用意なさるメーカーの方もご苦労でしょうが、ファンとしても楽しみなものですから、面白い物をこしらえて頂きたく期待しております。

こちらのペーパークラフトは1980年頃に受験で大阪へ行ったときの買い物です。
確か梅田あたりの駅ビルか何かに入っていた模型店で購入。ミニスケールの情景に使おうと思ったらしい。
同じ店でカンプインアクションも買いました。こんな本まで売ってるなんて、都会の店はスゴイ!と思ったものです。
京都では試験のあと、ボークスを探して今出川通りを歩きました。
道に迷って肝心の模型店は見つかりませんでしたが、闇の中で煌々と明かりをともして営業している賑やかな喫茶店を見かけました。
今にして思えば、それは伝説的な関西フォークの拠点、かの有名な「ほんやら洞」でした。
しかし、肝心のテムジンはちっとも出て来ないではないか。けしからん。
積みのリストは一応作ってあるのですが、登録漏れも多いようで、持っている筈なのに所在が不明なキットがあります。
他にもアオシマのテムジンとか、30年くらい行方がわからない物がいろいろ。
気になったので怪しい領域を探してみたのですが、今回も出てきませんでした。そのかわりに発掘したのが以下のような品々。

マルイのモーゼル。これ府中ラジコンで買ったやつだ!

レベルの1/32 Bf110G。巨大ですが大味なキット。109みたいなモールドを期待するとガッカリします。
これはエンドウの安売りで買ったか、あるいは先輩に貰ったのかも。

あっ、腹の立つのが出てきた。
これは確かアランホビーのデビュー作で、最初の入荷は海外の代理店が複雑に絡んでいるなどの事情があったらしく、日本での価格は7,500円。
その後、ドラゴンからインペリアルシリーズとして販売され、3,000円くらいで買えるようになりました。なにそれなめてんの? ギギギ。
それにしてもテムジンはどこだ? これはきっと「未開封の段ボールの最後のひと箱」とか、「忘れられたジャンクボックス」みたいなのがあるに違いない。
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