■石屋主人日乗
ここは石屋の主人がプラモに関係あるコトやないコトを好き勝手に書き散らすページです。
以前の「ニュース」を改題。ニュースというと城プラモ界のイベントを残らず網羅するような印象になってしまいますが、そんなマメな事をやる気はサラサラないので。
●今は亡き思い出の模型店 3回め 2012.5.25
当然ながら、カメラを買う以前になくなったお店の写真は撮っていないわけで、新宿MOKなどは商品で偲ぶしかありません。
というわけで、押入れをあさってみました。
当時MOKで売られていた1/35のレジンフィギュア。いま見ても見事な造形ですね。
ところで、これらのシリーズはMOKリアルフィギュアだと思い込んでいたのですが、念のため84年発行の「Die Neues 」第1号を引っ張り出してみると・・・
全然違うやん。してみるとJARREAUフィギュアの方だったのかな。誰かまとめて下さい。
なお「Die Neues」は同店が発行していた同人誌的な小冊子で、エアプレス製バキュームキットのソフトスキンなど先鋭的な作例が満載でした。
他にもいろいろ出て参りました。エアフィックスの54mmフィギュア。左端のは、たぶんベンケイ社でレジの上にぶら下がっていたもの。
エッシーのパルチザンも出てきた。これはどこで買ったんだろう。
●おまけ
蒲田ベンケイ社の写真を前回載せましたが、蒲田といえばサンカマタ6階のポニイも懐かしいです。
確か同じフロアに本屋もあって、ベンケイ→むげん→ポニイ→本屋という巡回コースで休日を過ごしたものでした。
●今は亡き思い出の模型店 2回め 2012.5.18
私が盛んに模型店巡りをしていたのは90年代前半の事です。
当時はGoogle mapやGPSなどの便利なツールがなく、電話帳の住所と文庫サイズの地図だけを頼りに、見知らぬ町を迷いながら歩いたものでした。
そんな探索行に重くてかさばる一眼レフを持ち歩くのは億劫で、あまり写真を撮影した覚えがありません。
まして行きつけの店など絶対に撮っていないだろうと思ったのですが、調べてみると意外にも数点の記録が出てきました。
こ、これは・・・蒲田ベンケイ社の画像が残っていたとは。
ショーケースに飾ってあった客船やGOODYEAR飛行船、レジの上にぶら下がっていたエアフィックスの54mmフィギュアなどが印象に残っています。
同じくエアフィックスの蒸気機関車CITY of TRUROはここで買いましたが、未だに作っていません。
笹塚えんどうの写真も出てきました。一階は玩具、二階へ上がると、それはもう濃ゆい世界が。
階段の前にあったヒストの砲兵セット、誰か買ったのかな。
なお、ホビーセンターえんどうは2012年現在も通販専門店として営業なさっています。
車が邪魔ですが、西新井のふじや。工場の脇を延々と歩いた覚えがあります。
ZA相原の兜などを平然と置いてあった不思議なお店。どうして誰も買わなかったんだろう。
ここでは生産休止中だったフジミの守礼門が手に入って嬉しかった。
街並みが入り組んでいると、住所だけで目的地に辿り着くのはけっこう厄介です。
散々迷って諦めかけたとき、迷路のような路地の向こうに模型店の看板が姿を現すと、それだけで感激したものでした。
おまけに珍しいプラモでも見つけようものなら、一日中歩き回った疲れも吹き飛びました。
京成小岩の平賀模型店も、そうやって出会ったお店。ここでもフジミの建築物を買ったような。
久が原のモデルエース。93年撮影。シャッターには仲六郷へ移転する旨の張り紙が。
さっそく仲六郷へ行ってみると、確かJR線路の近くで、靴を脱いで上がる形式のお店だったと思います。
旧箱のエレール1/35AMX13 155自走砲とV.C.A(弾薬輸送車)を買って帰りました。
池ノ上、金の鳥商店。火災に遭われ、被災した商品で半額セールが実施された際、有志の呼びかけで買いに行き、ヨーデルの山車太鼓を購入。
こうしてみると風香様の仰るとおり、「写真は思い出の付箋」ですね (`・ω・´)キリッ
●今は亡き思い出の模型店 2012.5.11
静岡の野呂模型店。戦後間もない頃からのお店だけに、展示されていた多数の完成品はまさにプラモ博物館でした。
東京では、京成線の用地取得に伴い廃業なさった松栄堂が最も印象に残っています。
プラモ考古学を志す者にとって、ベテラン模型店のショーケースは貴重な情報源のひとつでしたが、最近ではこんなお店も少なくなってしまいました。
模型店巡りを続けていると、次のような現象に出会うことが稀にありました。
あ・・・ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは手ぶらで歩いていたと思ったら
いつのまにか小脇にプラモを抱えていた』
原因としては、絶版品を見つけて狂戦士モード
※1
が起動した場合は言うまでもありませんが、下に挙げるような例もありました。
模型店の棚に20年くらい置かれ続け、その間の物価上昇によって相対的に定価が異様に安くなってしまったプラモ。当時はさほど珍しい存在ではありませんでした。
写真は京急弘明寺のあわや模型で出会ったフジミ平等院鳳凰堂のケースつきゴールド版。ふと定価を見て「なに、3500円だと、やっ、安い・・・」
そこで気が遠くなり、我に返った時にはコレを持って駅に続く坂道を登っていたという。ちなみに現在のカラー版は定価5775円。ゴールド版は生産されていませんが、あればもっと高いはず。
※1 狂戦士モード: コレクションテーブルを検索してマッチが得られない場合、自動的に副脳が意識をオーバーライドし、戦闘支援情報が視界に表示される。
2011年6月の記事
を参照。
この項をまとめているとき、別件で探し物をしていたら出てきました。偶然にしても面白いので載せておきます。
笹塚にあったホビーセンターえんどうの紙袋に印刷されていたロゴ。局番が3桁なので1991年以前のものです。
ここもどれだけ通ったか数え切れません。京王線の高架から看板が見えていたのを思い出します。
●ロケットだらけ 2週め 2012.5.4
さてアオシマのラムダロケット、今回は細部を塗装、デカール貼って、要所を軽くスミ入れしました。
地色がオレンジなので、あまりしつこくスミ入れすると汚くなる・・・てゆうか、もうなってる(´・ω・`)
現役時代のカラー画像は殆ど入手できなかったので、科学博物館の展示物に従って塗りました。ディテールアップも同様。
あれ? うはは、間違えた。いやあ、デカールが余分に付属していたので助かりました。
完成。建機ライクな機能美がステキ。今月のモデグラを読んで「なるほど水平姿勢も萌える!」と思ったので寝かせて撮影しました。
ベースのレールや白線は正確な形状は不明でしたが、まあ雰囲気ということで。
作った後で分かったけど、レール終端には噴射を逃がす火焔壕があるので、このベースでは発射シーンを再現できません。無念。
油圧モーターでグリグリ自走するランチャーとか、萌え死ねというのか。
かっけえのう、かっけえのう。
なお、これから作る方は「ラムダランチャ」で検索すると資料に恵まれるでしょう。私は手遅れでしたけどね (-_-; どうして資料ってやつは完成すると出てくるのかな。
●おまけ
観測ロケット関連で、こんなのもありました。国際地球観測年に日本はカッパロケットで参加、アメリカではエアロビーハイが活躍。キットはレベル製で初版は1958年。
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