フジミ1/300姫路城格子セット 作事伝書
作事心得
大天守
小天守
その他
■小天守
格子と鉄格子の二種類を使い分けます。
●CE010A 格子セットM
手順や表記などは大天守と同様です。
基本的に一つの窓に格子5本を入れます。ただし例外もありますので、詳細は組説に従って下さい。
実物の格子は3本ですが、プラキットの窓は横幅にはらつきがあるため、格子を5本単位で貼って両端を引き締めた方が美しく仕上がります。
表側(商品名のモールドがある側)の方がモールドがきれいなので、表を外側に向けた方が美しく仕上がります。
●CE011A 鉄格子セットL
下段を小天守の窓に窓に使います。目盛りに従って縦横に切り離し、窓の裏から貼って下さい。
切り離す際、横に切るのは簡単ですが、そのあと縦に切るときはコツが要ります。
ゆがまないよう定規でしっかりと押さえ、何度も軽く刃を滑らせるか、真上から刃を当てて押し切って下さい。
ほとんど予備がありませんので、あわてず慎重に作業して下さい。
縦横の筋が3本ずつ見えるように貼ります。
窓の横幅にばらつきがあるので、狭いところでは縦2本しか見えない場合もありますが、こだわる方は窓を削って幅を広げて下さい。
ピンセットでつまみにくいので、棒の先端にテープを巻いた道具を使うと便利です。
●個別解説
西小天守
プラスチックパーツ72: 窓に格子5本、小窓には格子を横に一本入れる。
プラスチックパーツ73: 西面(外側)は格子を4本ずつ入れる。
プラスチックパーツ73: 東面(大天守側)は右の窓を埋め、左の窓には格子を横に一本入れる。
プラスチックパーツ74: 左の窓を埋め、右の窓に格子を横に一本入れる。左下に窓を追加して格子を5本入れる。
乾小天守
プラスチックパーツ79、80、81、82: 窓は裏からプラ板でふさぐ。小窓には格子を横に一本入れる。
東小天守
プラスチックパーツ75: 窓に格子5本、右上に小窓を追加して、格子を横に一本入れる。
プラスチックパーツ76: 小窓に格子を横に一本入れる。
プラスチックパーツ77: 窓に格子を4本ずつ入れる。
プラスチックパーツ78: 窓に格子を4本ずつ、小窓には格子を横に一本入れる。
二の渡櫓
プラスチックパーツ67: 上の二列の窓には鉄格子を貼って下さい。
最下部は実物では鉄張りの門で、穴にも鉄張りの扉がついています。そのまま開けておくか、またはプラ板で塞いで下さい。
他の櫓
プラスチックパーツ40: 鉄格子。窓が大きいので、なりゆきで入るところまで。
プラスチックパーツ41: 鉄格子。
プラスチックパーツ42: 鉄格子。
プラスチックパーツ43: 鉄格子。
プラスチックパーツ44: 鉄格子。
プラスチックパーツ45: 鉄格子。
プラスチックパーツ46: 鉄格子。
プラスチックパーツ47: 鉄格子。
プラスチックパーツ51: 格子を6本ずつ、小窓には格子を横に一本。
プラスチックパーツ52: 格子を5本ずつ。
プラスチックパーツ53: 格子を5本。
プラスチックパーツ54: 格子を5本ずつ。
プラスチックパーツ55: 格子を5本ずつ。
プラスチックパーツ56: 格子を5本。
プラスチックパーツ57: 左の窓2つには鉄格子、右の窓7つには格子を5本ずつ。
プラスチックパーツ58: 鉄格子。大天守の屋根と干渉する部分は切り取る。
プラスチックパーツ59:
左の窓のグループは、写真のように窓を埋めたり開け直して、格子5本ずつ。
中央の窓のグループは、裏からプラ板を貼り、全体を焦茶に塗る。
右の窓のグループは、左端の一つを埋め、残り5つに鉄格子を貼る。
厳密には下の階にも同様の窓がある。
プラスチックパーツ60: 格子を貼り、全体を焦茶に塗る。
ここは渡櫓の裏側でよく見えないので、手を抜いて丸ごと一列分を貼ってもよいでしょう。
厳密には下の階にも同様の窓がある。
プラスチックパーツ61: 鉄格子。
キットの窓は3つですが、実物の窓は6つです。
本当は平面がゆがんでいる天守曲輪を矩形に整理するため、イの渡櫓を短くデフォルメした影響と思われます。
また、その影響でプラスチックパーツ47、58も実際より短くなっています。
天守曲輪全体を大幅に変更しない限り、これらの修正は不可能です。
なお、下の階にも同様の窓があります。
プラスチックパーツ62: 62は二つあります。外側(西側)を向く方は格子を4本ずつ。
プラスチックパーツ62: 大天守に向く方は窓を埋める。
プラスチックパーツ63: 格子を5本ずつ。
プラスチックパーツ66: 格子を4本ずつ。
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