■石屋主人日乗
ここは石屋の主人がプラモに関係あるコトやないコトを好き勝手に書き散らすページです。
以前の「ニュース」を改題。ニュースというと城プラモ界のイベントを残らず網羅するような印象になってしまいますが、そんなマメな事をやる気はサラサラないので。
●号外
国連難民高等弁務官事務所 ウクライナ難民援助
国境なき医師団への寄付、支援
えー、
先日お知らせしたように、石屋模型店は本日午後8時をもって営業を終了しました。
いきなり閉店などと言い出して、ご心配をおかけ致しました。お詫び申し上げます。
別に体調が悪いとか、ボケたりした訳ではないのですが、やはり視力や集中力はかなり低下していますからねえ。
正直ちょっと早いかとも思いましたが、古来、多くの偉人が晩節を汚してきたことを考えると、凡俗はこのくらいで丁度いいのかもしれません。
お世話になった皆様には心よりお礼申し上げます。
なかには予想をはるかに上回る超絶な作品を見せて下さったり、想像もしていないような使い方を考えて下さったお客様もいらっしゃいました。
おかげさまで楽しく過ごすことができました。本当に有難うございました。
なお日乗は続けますので、今後ともよろしくお願い致します。
また、在庫のある商品は従来通りヤフオクにて即決価格で販売しておりますのでご利用下さい。
●閉店にともなう石屋模型店トップページの変更
「石屋模型店 仮店舗」 → 「石屋模型店跡地」
更新履歴 → 石屋模型店のあゆみ
お店 → 商品の記録(商品説明を一括してzipでDLできます)
組説閲覧用の入口を新設
他はそのまま
無用の混乱を避けるため、仕様変更は最低限にとどめました。
また、この際なので、商品の記録や組説には、懐かしい絶版品や、発売に至らなかった試作品も掲載しました。
組説には幻のアイテム「1/500姫路城 格子セット」(試作のみ、販売せず)も載せましたので、興味のある方はご覧になって下さい。
●追記
そういえば、最後まで仮店舗のままだったなあ。儲かったら立派な御殿を建ててやろうと思っていたのに(笑)。
今回も大昔に組んだものをレストアしつつ紹介します。
●ファインモールド 1/35 九四式37mm速射砲

確か25年くらい前に作りました。定価6,380円。

箱絵はノモンハンの情景を描いた高荷画伯のイラストでした。

メタルにしては作りやすく、プラモのようにスラスラ組めた記憶があります。
砲弾や弾薬箱も付いていたと思います。

37mmというとドアノッカーの印象がありますが、滝沢聖峰先生の漫画で、M3中戦車に徹甲弾をガンガンぶつけて機械故障で擱座させる話があって、そんなことが出来るのかと驚いたり。

一緒に保管されていた砲兵フィギュア。ただし、このキットに付属したものか記憶があいまいです。
●ファインモールド 1/35 一式機動47mm速射砲

所有すれども未だ完成せず全く以て面目の次第もなし。
●ファインモールド 1/35 九七式自動砲

1996年発売、定価1,300円。

これなんかバイポットつければ完成なんですがねえ。
●今週のニュース
グランドパワー廃刊。長年にわたり有難うございました。
そういえばグランドパワーの版元、ガリレオ出版の前はデルタ出版でしたが、両者の関係は?

写真は神保町1-53の中山ビルにあったデルタ出版。たぶん1990年代前半の撮影。
その後、中山ビルは手前の道路や地番ごと消滅、跡地には東京パークタワーが建っています。
実はこの場所、元々は伝説の編集者、戸田万之助率いる戦車マガジン編集部だったのです。
●今週のぬこさま

猫団子注意報が発令されました。
皆様におかれましては、お風邪を召しませぬよう。
また空気が乾いておりますので、火の元にお気を付け下さい。

発売は2007年。
そういえばトラペの戦車はいつごろ登場したのか。Scalematesで調べてみると、1/35は1998年に中国の85式戦車を出したのが最初らしい。
2003年のガイドライン地対空ミサイルは既にかなりの完成度で、作ってみて驚いた記憶があります。

履帯は連結とベルトの選択式です。

うむ、なかなかやるな。

小砲塔の有無を選択できます。

ここはやはりモーターブーフの図面で古くから親しんだ小砲塔つきを選択したい。
副武装は資料によって様々ですが、独文wikiでは3cm MK108となっています。そのくらいケレン味があった方がよろしいと思います。
てゆうか、MK108で3cm機関砲弾をバラ撒くのって、いかにも末期ドイツ軍がやりそうな感じ。

キットは何を再現したのかよく分からない形になっているので、どうするか悩み中。

リアパネルも二種類を選べます。

防楯は表面処理が荒いですが、形は悪くない。こういうのは一皮剥く程度に削って、必要ならパテで質感をつけるとよさそうです。

うひゃあ、ヘッツァーとヤークトパンツァーカノーネのアイノコだあ。

それにしても、モーターブーフの和訳本が出たり、E25のプラモが出たり、やっぱり21世紀は面白い。
えっ、
組まずに死ねるかだって? うるさいなあ。
Amazon
特殊戦闘車両
●今週の新刊

歴史群像の連載が単行本になりました。世にも珍しい三十年戦争の漫画です。
Amazon
神聖ローマ帝国 三十年戦争 (第1巻)
●今週のぬこさま

ぬこさんたち、いいよもう机を占領されるのは諦めたよ。

パソコンに乗るのも別にいいんだけど、

プラモだけは、プラモだけは引っ掻かんといて下さいよ。
馬車は飽きた。今度はメカを作りたい。精度の高い部品をひたすら貼っていく作業がしたいぞ。
そうだ、こんなときは船だ。

というわけで、ファインモールドの綾波を始めました。

うほっ、かっこいい。早く欲しいのじゃ。

発売は2010年。13年も前です。
そういえば、これは別府の松屋で買ったんだけど、あの店もとっくに店じまいしたからなあ。

一番砲塔の波浪対策の補強、背面の扉、発射管シールドの壁面など、まめに分割してディテールを入れてあります。
かつてニチモの1/200駆逐艦を作った方は、こういう部分に何のモールドもなくて、いちいち手を加える必要があったのを思い出すでしょう。

発射管も細かく再現されており、シールドを付けるのが惜しいくらいです。

煙突の上も抜けています。

ロットによるのか、上部と艦底の長さが微妙に違ったので、艦底を切断して合わせました。大鯨かな?

スクリューと舵は壊れやすいので、取り付けるタイミングにいつも悩みます。
組説の手順は無視して、「これ以上はヤバいな」と思うところまで上構を作り、オモムロに軸などを組みますが、スクリューは最後につけます。

舷外電路どうしようかな。面倒ならサボるか。

ふつくしい。

今は亡き浦安のコンボイで、ニチモ1/200陽炎型の横にスクラッチの1/200特型が並んでいて、フレアとナックルラインのカッコ良さに痺れたものです。
当時は「特型の大きなプラモが欲しい」なんて言えば「寝言は寝て言え」と返されるのがオチだったのに、こんなキットが簡単に手に入る幸せよ。
Amazon
1/350 日本海軍 駆逐艦 綾波
Amazon
1/350 特型駆逐艦用手すりセット
Amazon
1/350 小型艦用舷外電路
●今週のぬこさま

陽だまりの猫ほど平和なものはない。
フレーム表示へ
石屋模型店TOPへ