■石屋主人日乗

ここは石屋の主人がプラモに関係あるコトやないコトを好き勝手に書き散らすページです。
以前の「ニュース」を改題。ニュースというと城プラモ界のイベントを残らず網羅するような印象になってしまいますが、そんなマメな事をやる気はサラサラないので。

●思い出の模型店 その29 2019.1.25

photo_西成区天神森 ルビーモデル
過去に訪問した模型店については、ほとんどはロクな記録が現存しません。写真を撮影したケースはごく少数、他には地図帳に書いたメモなどが残っていればよい方です。
それでも包装紙やサービス券が保管されていて、正確な情報が判明する場合もあります。そのひとつが大阪市西成区天神森1-9-9のルビーモデルです。
地下鉄を天下茶屋で降り、関東の下町とは異なる雰囲気にワクワクしながら歩いた先で、こじんまりとした模型店を発見。その片隅には、いくつかのフジミ建築モデルが積んであったのです。

photo_ゴールドデラックス多宝塔
この店で買ったゴールドデラックス多宝塔。デラックスはケース付きを意味します。

今回は、ついでに多宝塔のバリエーションを紹介します。

photo_カラー多宝塔
カラー多宝塔。以前にも取り上げたふじやにて購入。

photo_カラー多宝塔
木部の成形色が朱色のバージョンは極初期のもので、ひょっとすると初版かも。

photo_カラー多宝塔
再録ですがカラーの箱違い。鶴見のアテネ模型にて90年頃に購入。
多宝塔は以前にブロンズ版を入手していましたが、カラー版はこれが初見でした。
当時は多くの建築モデルが生産休止中だったので、店頭で発見したときには心臓が口から飛び出す心地でした。あの嬉しさは今でも忘れられません。

photo_ゴールド多宝塔
このゴールド多宝塔は羽生駅前のおもちゃ店で買いました。
屋外の金網の棚に同じものがふたつ置かれていて、「買って買って」とさかんに秋波を送ってきたのを覚えています。
といってもゴールド多宝塔は既に箱違いを持っていたし、仲間外れを作っては可哀想でしたが、そんなに要らないので一個しか買いませんでした。もう一個はどうなっただろう。よい人に買われて行ったかな。

photo_ゴールド多宝塔
どこで買ったのか記憶にありませんが、ゴールド多宝塔のバリエーション。


●祝連載 2019.1.18

photo_城郭模型紀行
アーマーモデリング誌上にて島充さんの隔月連載「城郭模型紀行」が始まりました! 
第一回は童友社の松江城。相原善次郎もかくやという構図の妙、凛冽たる雪景色の色彩、やはり凄いです。嬉しいことに当店のエッチングも使って頂いております。


●思い出の模型店 その28 2019.1.18

今週は景気よく二本立てでお送りします。

photo_ホビーハウスむさしの
浦和市太田窪のホビーハウスむさしの。確か岩槻の零戦などと同じ日に訪問。

photo_浦和のエコー模型
武蔵浦和駅の近く、17号沿いにあったエコー模型。現在はセレモニー浦和ホールになっている場所が該当すると思われます。

photo_荒川区東尾久のイナバ
荒川区東尾久のイナバ模型。シャッターは開いていたが営業しておらずガッカリ。 商品の在庫はそのままで、ニチモのリズムメイト(ミュージックシリーズ再販)のベースギターが置いてあったのになあ。

それにしても、この思い出の模型店シリーズ、いいとこ5~6回だろうと思って始めたのですが、掘れば掘るほど次々と紙焼きが出てきて、ついに28回を数えてしまいました。
こうなればいっそのこと30回を目指したいのですが、写真の方は今度こそ本当にネタが尽きました。
包装紙や商品でもいいから、どうにかしてあと二回やりたいです。材料はあるのか?


●ズベズダのソビエト民兵セット 2019.1.11

photo_ズベズダのソビエト民兵セット
例のミニスケのシリーズ。驚異のディテール、塗装できる素材が嬉しい。

photo_ズベズダのソビエト民兵セット
ロシアの女丈夫には過去に何度も煮え湯を飲まされましたが、やっと当たりが出ました。

●おまけ
ハノマークに好きな砲塔を載せる遊びを 以前に紹介しましたが、
こんなのもあるのか。もう何でもアリだな。

●ちらしの裏
嫌いな四字熟語は高値更新です

●メモ
レアと書いてあるものはレアじゃないの法則


●謹んで新春のお慶びを申し上げます 2019.1.4

photo_フジミ ゴールド鳳凰堂
本年もご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

新春恒例の金ピカプラモ、今年は アワヤで買ったフジミのゴールドデラックス鳳凰堂です。ただしケースは使用していません。
フジミの平等院鳳凰堂は建築モデルシリーズNo.15として1969年1月に発売。実に今から半世紀も前のことでした。
その割には組み易くて見栄えもよい。現在でも人気の高い名作です。

●フジミ建築モデルシリーズの成形色
photo_フジミ カラー鳳凰堂
ついでにカラー鳳凰堂の初期バージョンを紹介します。このキットの木部は現在では茶色で成形されていますが、極初期の成形色は朱色でした。

photo_フジミ カラー鳳凰堂
ちょっと発色が悪いですね。こちらの写真なら色の感じが伝わるでしょうか。

他のキットについて述べると、確認した限りにおいて、以下のアイテムには同様に朱色版がありました。

・法隆寺五重塔 1965年発売(50年史DBより、以下同)
・法隆寺夢殿 1966年
・石山寺多宝塔 1967年
・法隆寺金堂 1968年
・平等院鳳凰堂 1969年
・東大寺七重塔 1969年

71年発売の薬師寺東塔は最初から茶色だったようで、今のところ朱色版は未確認です。
一方で75年発売の「奈良の名所 法隆寺」(金堂、五重塔、夢殿のセット)は依然として朱色でしたから、成形色が全体的に茶系に変更された時期はよく分かりません。
また、近年の再版を確認できない東大寺七重塔は、今のところ朱色版しか見たことがありません。たぶん茶色版は出ていないと思います。






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