■石屋主人日乗

ここは石屋の主人がプラモに関係あるコトやないコトを好き勝手に書き散らすページです。
以前の「ニュース」を改題。ニュースというと城プラモ界のイベントを残らず網羅するような印象になってしまいますが、そんなマメな事をやる気はサラサラないので。

●フジミ1/76日本陸軍歩兵 2018.4.27

状態のよい旧箱を入手しました。別にプレミアが付くような珍品でもありませんが、高校時代に好きだったので嬉しい。

photo_フジミ1/76日本陸軍歩兵
日本軍の詳細な描写は中西立太画伯の面目躍如です。
キットは箱絵の通りに四一式山砲が付属しており、半分は「連隊砲チームセット」とでもいうべき内容でした。

photo_フジミ1/76日本陸軍歩兵

photo_フジミ1/76日本陸軍歩兵
高校の頃に作って壊れかけていたものをレストアしました。防楯を薄く削っている他は素組みです。

photo_フジミ1/76日本陸軍歩兵
集めるともなく集めていたシリーズが、全8アイテムのうち7つまで揃いました。残るはNo.4のアクセサリーだけですが、これの旧箱がなかなか出品されません。
まあガンプラで言うところの武器セットみたいなものですから、当時からあまり数が出なかったのかもしれません。
逆に何故かよく手に入るのがKV2とヘッツァーで、セットで買うと大抵は混ざっており、そんなに要らないからヤフオクで放出することになります。


●ドイツ軍のグライダーはカッコいいよ その2 2018.4.20

「シュツンメル・ハビヒトはハビヒトの翼を短く改造した機体である。若い頃、私はこれに乗っていた。そこでは短機関銃や伏臥式操縦席を備えた機体も見た」
と、いうような読者投稿を、40年くらい前のモデルファンか何かで読んだ記憶があります。
英語版Wikiを見ると、翼面荷重が高くなるよう改造したグライダーでMe163やHe162のパイロットを育てようとしたらしい。

で、例によってふと思いついて、"stummel habicht"で検索した結果・・・

http://www.cmrmodels.co.uk/review/stummel-habicht_m-davies.html
上のページから張ってあるリンクで、その短機関銃を搭載したグライダーの写真を見ることができます。
こんな写真が簡単に出てくるなんて。筆者も書いているように、これは実戦用ではなく射撃訓練に使うものでしょう。

http://www.rcuniverse.com/forum/m_11511274/anchors_11511557/mpage_1/key_/anchor/tm.htm#11511557
伏臥式操縦席の方は、こんなのが出てきました。ページの中ほどまでスクロールして下さい。DFSリーゲ・クラニッヒ(Liege Kranich、伏臥式クラニッヒ)だそうです。

photo_シュツンメル・ハビヒトとBV40のプラモ
また、シュツンメル・ハビヒトとBV40戦闘グライダーのプラモのセット(※1)が昔あったので、何か関係があるのかと検索してみましたが、そのようなコンテンツは見当たりませんでした。
そもそもBV40は伏臥式操縦席ですから、シュツンメル・ハビヒトよりも、むしろ前述のリーゲ・クラニッヒが怪しいのではないか。そう思って探してみると大当たり。

http://www.samolotypolskie.pl/samoloty/827/126/DFS-Liege-Kranich

グーグル先生によるとポーランド語で書いてあるらしい。そんなの読めないから先生に英訳してもらい、頑張って日本語に直しました。でも後半ちょっといい加減。
この異形のグライダーは戦争を生き延び、どうやら普通の練習機に改造されて余生を過ごしたようです。何だかホッとするエピソードです。

※1: ドイツのWK Modelsというメーカーが発売した1/72の簡易インジェクション。シュツンメル・ハビヒトは翼幅8mまたは6mの選択式。大昔に門仲のピンバイスで買いました。

photo_Mi-1のプラモ
探してみたら他にもありました。この1/72のMi-1も同社の製品。なおキャノピーがゴワゴワして見えるのはマスキングゾルのせいです。


●タミヤの戦国武将 2018.4.13

photo_タミヤの武将
大小二種類があります。最初に登場したのは小さい方で、工場見学の記念品として配られたり、イベントで販売されていました。
脇立の先端までが82mm。スケールは表示されていませんが、大きい方(1/16)を基準に計算すると、アバウト1/25といったところです。

photo_タミヤの武将
訪問記念の文字がモールドされています。

この武将フィギュアが作られた理由は、ModelGraphix Vol.87 (92年1月号)で以下のように説明されています。
photo_タミヤの武将
成形色が銀色のバージョン。いつ買ったものか記憶が定かでありませんが、ずいぶん昔から私のフィギュア箱に入っていたような気がします。

photo_タミヤの武将
大きい方は1998年発売、スケールは1/16。モデラーズギャラリーなどで販売されています。
造形そのものは小さい方と同じです。サイズは脇立の先端までが132mm。パーツが大きいので頭部、腕、采配がモナカ分割となっています。

photo_タミヤの武将
1/16の銀メッキ版。私のメモによると2000年に登場しています。

photo_タミヤの武将
カラーの塗装ガイドが付属。


●高い模型は続くよどこまでも、の巻 2018.4.6

先週に続きまして、今回はピットロードの グランドフォースシリーズ を取り上げます。
これらのキットはグンゼのハイテックモデルと入れ替わるようなタイミングで登場したように記憶しています。
第一弾の87式偵察警戒車はモデルアート91年8月号のp.59に広告が出ています。

photo_ピットロード 15cm重歩兵砲
シリーズNo.2、1/35ドイツ15cm重歩兵砲、定価8,000円。ホワイトメタル製の大砲です。
東神奈川時代のモケイラッキーで買ったような気がします。確かまだ駅前が再開発されていない頃です。

photo_ピットロード 203mm榴弾砲
No.16、ソ連203mm榴弾砲、定価16,900円。
もしも昔の自分に会えるなら、「あんたそれ作らないから。あと、半値以下でプラモが出るから」って教えてあげたい(笑)。

photo_ピットロード 25mm三連装機銃
No.34、25mm三連装機銃、定価9,500円。
これなんかプラモは3,500円ですよ。ぐぬぬ。

photo_ピットロード 改造三八式野砲
No.36、改造三八式野砲、定価8,500円。これはまだプラモが出ていないので当たりというべきか。

同シリーズはその後も続々と発売されましたが、私はさすがに息切れしたようで、購入には至っていません。






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